コーディング問題を解くには多くのメソッドや関数を活用しなければいけません。しかし、これらの文法は全く暗記する必要はありません。
公式ドキュメントを参照しよう
よく使うメソッドは何度も使ううちに自然と覚えてしまいますが、もし使い方に困ったら公式ドキュメントを参照しましょう。実際、経験豊富なプログラマであっても公式ドキュメントを参照するケースがよくあります。
例えば、文字列を切り取るsubstringメソッドについて見てみましょう。
JavaScriptの場合、以下のように定義されています。
str.substring(indexStart[, indexEnd])
一方、PHPの場合、以下のように定義されています。
substr(string $string, int $offset, ?int $length = null): string
このように引数の種類や、その定義も異なります。今回の例では、JavaScriptは切り取りたい箇所のインデックスの情報が必要ですが、PHPの場合、切り取る文字列の長さの情報が必要です。このように同じ切り取る操作であっても、言語によってその使い方が全く異なるため、暗記するのはとても大変です。
基礎さえ理解していれば問題ない
言語の文法を暗記するのは大変なので、常に公式ドキュメントを参照する癖をつけましょう。完全初心者が公式ドキュメントを読んで理解するのは難しいかもしれません。しかし、皆さんはRecursionでコンピュータサイエンスを詳しく学習しているので、用語の知識や基礎をしっかり理解しているはずです。
コンピュータサイエンスの知識があれば、公式ドキュメント内で検索して求めている情報に辿りついたり、ドキュメントの情報を応用した処理を自分で考えて開発したり容易にできるようになるでしょう。公式ドキュメントが英語の場合もありますが、一流の開発者になるためには必要な作業なので、DeepLやGoogle翻訳などの翻訳ソフトを活用して取り組んでみましょう。